世界有数のフィッシングスポット、オンタリオ州

北米五大湖をはじめとする無数の湖、そしてそれらを結ぶ大小の川や水路が巡るオンタリオ州。その水域には、大小158種類の淡水魚が生息しており、世界のフィッシングファン憧れの地となっています。
フライフィッシング、ルアーフィッシングをはじめ、エサ釣り、トローリング、岸釣りなど様々なスタイルでのフィッシングが楽しめますが、初心者が気軽に楽しむにはガイドが付き、ギアをはじめライセンスなどすべてが用意されるフィッシングのパッケージツアーに参加するのがおすすめです。また本格的に楽しむ場合も、エリアを熟知したガイドは必須。各地のフィッシングショップや、フィッシングガイド協会などのウェブサイトで探すことができます。
また究極の楽しみ方として、フライ・イン・フィッシングもあります。これは小型の水上飛行機に乗って北部の原野に飛び、湖畔のロッジに滞在。大物を狙って釣り三昧の日々を過ごすというもので、世界のアングラーあこがれのバケーションとなっています。オンタリオ州観光局英語版のフィッシング情報ページからFly in Fishing のキーワードでパッケージやロッジ情報などが検索できます。
オンタリオ州でのフィッシングライセンス&アウトドアカード

オンタリオでフィッシングを楽しむにはライセンスとアウトドアカードの取得が必要です。旅行者(Non Residence)用のフィッシングライセンスは、一般的なスポーツフィッシング・ライセンスと捕獲可能数がより制限されているコンサベーションフィッシング・ライセンスの2種類あります。魚種による解禁日、捕獲制限数、捕獲可能サイズなどはエリアによって異なるので、その都度ガイドなどに確認を。
またアウトドアカードは、オンタリオでのフィッシングやハンティングを楽しむのに基本的に必要なもの。1回取得すると3年目の年末まで有効で、これがないとライセンスを取得することができません(同時取得も可能)。ただし、1日のみのフィッシングライセンス購入の場合、アウトドアカードは不要です。
ライセンスとアウトドアカードは、オンタリオ州自然資源&森林省のウェブサイトでオンライン購入できます(ライセンス画面をプリントアウトして携帯すればOK。またアウトドアカードは、後日郵送されてくるので、2回目以降はこれを携帯します。)このほか、オンタリオ州の各種ライセンスを発行しているサービスセンターや、各地のフィッシングショップなど免許発行認可を受けた店舗での購入も可能です。
オンタリオ訪問者のライセンス料金
有効期間 |
スポーツフィッシング・ライセンス |
コンサベーションフィッシング・ライセンス |
1日 |
$25.27 |
|
8日間 |
$67.74(アウトドアカード$11.94+ライセンスタグ$55.80) |
$44.73(アウトドアカード$11.94+ライセンスタグ$32.79) |
1年間 |
$97.47(アウトドアカード$11.94+ライセンスタグ$85.53) |
$65.85(アウトドアカード$11.94+ライセンスタグ$53.91) |
※サービス料、税込。
※18歳以下で保護者同伴、かつ保護者ライセンスの数量制限内で楽しむ場合はライセンス不要。
その他オンタリオ州各地のフィッシング情報をはじめ、地域別解禁日や捕獲制限などのレギュレーションは、下記サイトで検索可能です。
憧れの巨大魚マスキーも! オンタリオ州で釣れる主な魚
●ブルックトラウト、ブラウントラウトなど
州内各地の大きな川や湖で釣ることができます。ボートやカヌーを利用したり、岸釣り、耐水ウエアを利用して川の中に入るウェーディングなどでも楽しめます。
●マスキー
北米を代表する巨大魚で、簡単には釣れないこともあり、アングラー憧れの魚。大きいものでは30kg以上にもなります。湖や大きな川でのトローリングや、ボートからのキャスティングなど、専用の巨大ルアーを使用しての釣りスタイルが主流。水温がやや低めの6月、9月がベストシーズン。
●ノーザンパイク
オンタリオ州は北米大陸でも有数のノーザンパイク生息地。大型のものも多く、14kgほどのものもしばしば釣られています。南部から中部エリアで、春〜秋がベストシーズン。
●ウォールアイ(ピッカレル)
州内各地の湖、川で見られる比較的大型の魚。白身が上品な味わいのため、高級レストランでもしばしば提供されます。暗い中でも獲物を見つけられる性質を利用し、特に日没後や淀んだ水の中で釣りやすいとされます。春と秋がベストシーズン。
●スモール&ラージマウスバス
スモールマウスバスは州内全土の湖や川に生息し、春から秋にかけて釣りやすい魚。またラージマウスバスは比較的浅瀬の温かい水辺で見られ、初夏から初秋にもっともアクティブになります。
●パンフィッシュ
サンフィッシュ、ブルーギル、ロックバスなどの小型の魚で、子供たちのフィッシングに人気)
●サーモン
五大湖を中心に、サーモンフィッシングも人気。オンタリオのサーモンは海には出ず、五大湖などを回遊する陸封型。ダム建設などにより一時生息数は激減しましたが、現在は放流も盛んに行われ、再生しつつあります。湖でのトローリングをはじめ、秋に産卵のため遡上するサーモンを捕まえる川釣りも人気です。