アクセスマップ

季節ごとの景色が楽しめるツアートレインに乗って

アルゴマ・セントラル鉄道は、スー・セント・マリーから470km北のハーストまでをつなぐ歴史的な鉄道です。開通は1914年、主に北部の鉱物産地から物資や労働者を運ぶことを目的に開かれました。深い森を切り開き、固い岩盤で覆われた丘を超え、険しい谷間を走り抜ける路線の工事には、実に15年の歳月を要しました。その複雑な自然の中をゆく工事は、現在の技術をもってしても難しいと言われています。
そして、この鉄道のルート上、スー・セント・マリーから約180kmの地点にあるのがアガワ渓谷です。列車は丘の上から谷間へ150m以上の落差をゆっくり下ったのち、岸壁に囲まれた谷底を走り抜けます。その美しさが評判となり、1970年代から、通常運行の列車とは別に、スー・セント・マリーとアガワ渓谷の間を1日で往復するツアー列車の運行がはじまりました。乗車は片道約4時間。渓谷での停車時間は2時間ほどあり、周辺でハイキングや動物ウォッチングなどを楽しむことができます。

アルゴマ・セントラル鉄道のツアー

Agawa Canyon Tour Train アガワ・キャニオン・ツアー・トレイン

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6月上旬から10月上旬まで、ほぼ毎日運行されるツアー列車。2011年に新しい客車が導入され、より快適な旅が楽しめるようになりました。
出発は、スー・セント・マリーのダウンタウンにある駅。走りだして20分ほどで、列車は大自然の中へと入っていきます。車内では、電車の先頭につけられたカメラのモニター映像がみられる他、日本語による音声ガイドも聞くことができ、見どころを見逃すことなくたっぷりと楽しめます。またスー・セント・マリー観光局のスタッフも同乗しており、一帯の観光情報を直接聞くこともできます。

大きな窓から眺められるのは、うっそうと茂る森と点在する湖、そして渓谷を流れる川の数々。ハイライトも多数。たとえば出発から147km地点のモントリオールリバーなどは絶景地。川の上40mの高さに架かる湾曲した陸橋をぐるりと走り抜ける際には、車内から歓声が上がります。

このツアー・トレインには、ダイニング・カーも連結されています。出発の1時間前からツアー終了ギリギリまでオープンしており、フレンドリーなスタッフが温かい朝食から、ボリューム満点のランチ、スナックまでをサービスしてくれます。もちろんビールやワインなどのアルコールも提供。ゆっくりと食事をしながら眺める車窓の風景はひときわ印象的です。また、目的地アガワ渓谷の自然の中で楽しめるピクニックランチのオーダーも可能です。

アガワ渓谷での停車は約2時間あり、ゆっくりと過ごすことができます。ここは、道路のアクセスがなく電車でしか訪れることができない大自然地帯。駅からは何本かのハイキング・トレイルも延びており、その美しい風景を歩いて堪能することができます。とくに人気があるのは、線路から76m上の崖に設置された展望台へのルート。300段の階段を上りきると、谷底に線路が延びてアガワ渓谷が一望できます。
夏の深緑の美しさはひときわ。また9月中旬からは、燃えるような紅葉の渓谷に。このシーズンも大人気です。

運行スケジュール&料金
・スー・セント・マリー発8:00→アガワ渓谷着12:00
・アガワ渓谷発14:00→スー・セント・マリー18:00
・6月上旬〜10月上旬の運行
・料金:6〜9月上旬 大人C$79、9月上旬〜10月上旬 大人C$99

Snow Train スノートレイン

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アガワ渓谷の冬の降雪量は約4.5m。この時期、渓谷はまさに白一色の世界となります。綿帽子のように雪をかぶった森、氷の彫刻のような滝。スノートレインは、そんな雪景色の自然を楽しむツアー列車。ダイニングカーは夏のツアートレインと同様に利用できます。

運行スケジュール&料金
・スーセント・マリー発 8:00
・スー・セント・マリー着 17:00
  ※ アガワ渓谷ではしばらく停車しますが、雪が深いため下車はできず、折り返し運転となります。
・2月〜3月上旬の毎週土曜日に運行(年によって運行時期は異なります)
・料金:大人C$80

Tour of the Line ツアー・オブ・ザ・ライン

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これはツアーというよりも、通常運行している列車を利用した自由な旅。アルゴマ・セントラル鉄道の全行程470kmを往復するものです。スー・セント・マリーの出発が朝9時。約4時間後にはアガワ渓谷を抜け、そのまま北へ向かいます。終点のハースト到着は夕方6時40分。約10時間におよぶ乗車の長旅は、まさに鉄道ファン向け。途中には特に駅はありませんが、基本的に乗り降りはどこでも可能。なにもない原野でいきなり列車が停まり、先住民の家族が乗り込んでくる、そんなカナダの自然地帯ならではのおもしろさも味わえます。また、途中にあるシャプロー公有猟鳥獣保護区域などをはじめ、鉄道沿いにはいくつかのロッジも点在。途中下車をして、こうしたところをベースに本格的なフィッシングやハイキングなどを楽しむアウトドアファンも少なくありません。ブラックベアやムースなど、野生動物観察にも最適です。
終点のハーストまで乗ると、到着は夕方になりますので、宿泊はハーストで。ここは、フランス系の住民を中心におよそ6,000人が暮らす穏やかな街で、カジュアルなホテルやレストランも何軒かあります。周辺には大自然が広がり、「ムースの都」というニックネームを持つほどに野生動物も豊富。一帯ではハイキングやカヌー、フィッシングなどダイナミックなアウトドアスポーツを楽しむことができます。
スー・セント・マリーの出発は毎週水・金・日曜日、ハーストの出発は毎週木・土・月曜日。アガワ・キャニオン・ツアー・トレインと併せて楽しめる「キャニオン・コンボ」プランも可能です。

運行スケジュール&料金
<5月上旬〜10月下旬>
・スー・セント・マリー発9:20 → ハースト着19:00(月・木・土曜運行)
・ハースト発8:30 → スー・セント・マリー着18:10(火・金・日曜運行)
<10月下旬〜5月上旬>
・スー・セント・マリー発9:00 → ハースト着18:40(月・木・土曜運行)
・ハースト発8:00 → スー・セント・マリー着17:40(火・金・日曜運行)
・料金:大人C$222〜321(運行時期によって異なります)

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