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Archive for September 2009
TIFFで上映された日本映画の紹介の続きです。
三作目は役所広司さんが初監督された「ガマの油(英語タイトル:Toad's Oil)。役所広司さんは2007年に、アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の「BABEL」の出演者としてTIFFのレッドカーペットを歩かれて以来のトロント訪問です。
役所監督の幼い頃の思い出をストーリーの中に織り交ぜた、とてもユニークで、ちょっとヘンで、でも温かいストーリー。日本人の死生観というものが大きなテーマになっていますが、それに対して国際的で様々な宗教観を持つ観客たちがどのような反応をするのか・・・初上映を目前に控えた役所監督にもインタビュー取材をさせていただきましたが、期待と緊張でいっぱいのご様子でした。
他にも、松山ケンイチさん主演、横浜聡子監督の「ウルトラミラクルラブストーリー(英語タイトル:Bare Essence of Life)」、松本人志監督の「しんぼる(英語タイトル:Symbol)」というバラエティー豊かな5作品の日本映画が上映されました。松山ケンイチさんは昨年は「デトロイトメタルシティー」に主演され、TIFFにもいらっしゃっていましたが、今年は残念ながら日本で公開前だった「カムイ外伝」のプロモーション活動のためトロントには来られなかったそうです。今年も主演作2本がTIFFで上映され、日本人俳優として国際的にも注目されるようになって来ていると思います。

インタビュー取材に応じて下さった崔洋一監督が「日本映画のマーケットはとても小さい。素晴らしい技術を持った人材がたくさんいるのに、予算が足 りなくて。。。もっともっとクオリティーを上げることが出来る確信はある。」と仰っていたのが印象的でした。TIFFのような国際映画祭に積極的に参加す ることで日本映画が注目され、国際的に配給される作品が増えて行って欲しいというのは、映画ファンとしても願う所です。
今年のトロント国際映画祭(通称TIFF)で上映された日本映画は5作品。昨年は8作品だったので少し寂しいですが、どれも注目の話題作ばかりでした。
まず、TIFF常連の是枝裕和監督「空気人形(英語タイトル:Air Doll)」。3回の上映がありましたが、全てチケットが売り切れになる人気ぶり。北米での公開も実現すると良いな。。。
是枝監督はトロントでも人気が高く、国際的にも最も知られている日本人監督の一人だと思います。TIFFでは約300本の映画が上映されるため、今年は「GALA」(ハリウッド作品など超有名作品。上映前にいわゆるレッドカーペットがありスターに会える)、「Discovery(新人監督の作品)」「Real to Reel(ドキュメンタリー)」「Midnight Maddness(ホラー映画)」などなど19個のカテゴリーに作品が分類されていましたが、是枝監督の「空気人形」は世界が認めた巨匠たちの映画を集めた「Masters」カテゴリーに初めて入り、TIFFの是枝監督に対する評価の高さが改めて示されました。
昨年はこのブログ内で、是枝監督とのインタビューを掲載しましたが、今年はスケジュールが合わなくて、残念ながらお会いできませんでした。
二作目は今、日本でも公開が始まったばかり、松山ケンイチさん主演の「カムイ外伝(英語タイトル:KAMUI)」。

崔洋一監督の作品がTIFFで上映されるのが初めてだということで、日本での公開を目前に控えたお忙しい時でしたが、トロントまで駆けつけて来て下さいました!私もレポーターを勤めるOMNI TVの日本語番組「ワイワイワイド」でインタビューをさせていただきました。

写真は国際交流基金(Japan Foundation)トロントオフィスで開催された「ASIAN FILM NIGHT」というアジアのフィルムメーカーの交流会での崔監督。毎年、TIFFの時期に開催されるこのパーティーには韓国人映画監督たちも参加されます。国際的にもかなり躍進している韓国映画、今年のTIFFでもとても勢いがありました。ご自身も韓国に留学経験がり、2007年には「SOO/ス」という韓国映画の監督もされた崔監督。韓国人の映画監督とも交流を深めていらっしゃいました。
引き続き次回もTIFFで上映された日本映画について紹介します。
今年もトロント国際映画祭(
Toronto International Film Festivalの頭文字で通称TIFFと呼ばれる)が開催され、10日間に渡って世界各国からのセレブリティーや映画業界関係者などがトロントに集結しました!
今年のTIFFのポスターは様々なバージョンがあり、トロントらしく国際色豊かです!






市内でもレッドカーペットはもちろん、映画にまつわる様々なイベントが行われました。

「The Men Who Stare At Goats」のプレミア上映のためにレッドカーペットに現われたジョージ・クルーニ!一枚目の写真は左から「The Men who stare at goats」の監督Grant Heslov、出演しているEwan McGregor、Jeff Bridges、George Clooney。ジョージ・クルーニのもう一つの主演作「Up in the Air」もTIFFで上映されたため、レッドカーペットに2度も登場して大忙しです。さすが!カメラ目線が怖いほど決まっています。
次は監督作品「Whip it」のプレミアに登場したドリュー・バリモア(3人の中で右端)。
もう一枚は「Mother and Child」に出演したナオミ・ワッツ。
女優さんたちのドレスの着こなしはトロントでも注目の的。翌日の新聞には必ずセレブリティーたちのファッションチェックが掲載されます。

既に昨日からトロントの普通の映画館でも上映が始まった「The informant!」のプレミアに登場した主演のマット・デイモン。

そして日本からもオダギリジョーさんが主演の中国映画「The Worrior and the Wolf」のプレミアに登場!この映画は井上靖さんの「狼災記」が原作、ティエン・チュアンチュアン監督によって映画化されました。

昨年に続きレポーターとしてプレスパスを取得することができたので、日本人監督とのインタビューはもちろん、世界中から集まった素晴らしい作品をなるべくたくさん見ようと走り回りました。
トロント映画祭はカンヌ、ベネチアに続いて、世界で3番目に大きい映画祭ですが、有名な映画祭の中で他と違うのはいわゆる一番を決める“コンペティション”が目的の映画祭ではないことです。お客さんの投票によって選ぶ"People's Choice"というアワードはありますが、ベスト・アクターやベスト・フィルムというタイトルを競う映画祭ではありません。
その為、有名なフィルムメーカーの映画だけではなく、まだ国際的には知られていないフィルムメーカーの優れた作品や、新しい技術などを使った試験的な作品やアート作品、ドキュメンタリー作品など、幅広い映画が世界中から集まって来ます。
今年は約3000本の参加申し込みがあり、厳しい審査を受けた上で認められた作品、64カ国から合計336本が上映されました。
次回は日本人監督とのインタビューやトロントのJapan Foundation(国際交流基金)にて行われたAsian Film Nightのパーティーの様子などをお伝えしたいと思います!
トロントの西部、ダウンタウンから少し離れた閑
静な場所にあるホテル、
The Old Mill Inn&Spa。
車だったらダウンタウンからほんの15分程、地下鉄Old Millの駅からもすぐです。

緑の深い渓谷にHumber Riverという川が流れるこのエリアは、もともとネイティブカナディアンが寄り合いを行ったりしていた場所だったそうです。1615年、Etienne Bruleという人によって発見されたこの場所に、18世紀末に最初の建物“King's Mill"が建設されましたが、その後火事で焼失。
再建されたThe Old Millは1914年第一次世界大戦が開戦した日にティー・ガーデンとしてオープン。あっという間にトロントの社交界の有名スポットに。

その後、何度も改築を重ね、フラワーショップやレストラン、結婚式やパーティーなどができるバンケットルームなどが次々とオープン。2001年から宿泊も可能になったそうです。スパやマッサージなどを組み合わせた宿泊パッケージもあり、都会の日常生活から少しだけ離れてのんびり週末を過ごしたいというようなカップルや女性同士のグループにも人気だとか。私も是非、利用してみたい〜〜〜
この日は女子3人でホテル内の大きなダイニングルームでランチをした後、館内やお庭を散策。所々に時代を感じさせる家具やアンティークのピアノがあったりして、ちょっとした美術館のような雰囲気です。

噴水やお花で演出された中庭には、ダイニングルームと続きになっているパティオ席もあります。ここのところ段々涼しくなって来ましたが、お天気さえ良ければ、昼間ならまだパティオでお茶を十分楽しめる季節。
次はここでゆっくりとアフタヌーン・ティーをいただいてみたいです!