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新しいワイン産地で自分好みの1本を発見!

プリンス・エドワード・カウンティ(PEC)は、カナダでもっとも新しく、またもっとも成長しているワイン産地。この地でのワイン作りが本格的に始まったのはほんの10年ほど前ですが、今では一帯に32カ所ものワイナリーが点在するほどに急増。その秘密は、PECがワイン作りに最適な「テロワール」(風土・文化など総合的な条件)に恵まれていたためです。実際、地面のすぐ下に厚い石灰石の層があるここの土壌は、フランスの有名なワイン産地ブルゴーニュ地方の、しかも特級畑が集中するコート・ドール地区のものと驚くほど似ているのだとか。カルシウム豊富で水はけのいい土、そして比較的冷涼な気候は、ピノ・ノワール、リースリング、シャルドネ、カベルネ・フランなど、ヨーロッパ種のブドウ栽培に最適です。
点在するワイナリーのほとんどは、家族経営の小規模なもの。カナダ国内でも流通量は少なく、実際にワイナリーを訪れないと手に入らない逸品もたくさんあります。のどかな田舎道をめぐりながら、掘り出し物の一本を見つけてみてはいかがでしょう。

カントリー情緒があふれるワイナリー

Waupoos Estates Winery ワープース・エステーツ・ワイナリー

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なだらかな斜面に広がるブドウ畑。その先には真っ青なオンタリオ湖とそこに浮かぶワープース島。そんな景観を望む白い建物。ここは2001年、PEC最初のワイナリーとして創業しました。赤・白ともに様々な種類のワインを作っていますが、人気は世界的なコンクールでも入賞しているバコ・ノワール。どっしりとした味わいの赤ワインが好みの方におすすめです。春から秋にはレストランも営業。ワインとともに地元の作物を活かした料理が楽しめます。ちなみにワープースとは先住民の言葉でウサギの意味。ワイナリーのロゴにもウサギが描かれています。

Grange of Prince Edward グレンジ・オブ・プリンス・エドワード

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世界的なファッション・モデルだったオーナーのキャロラインさんが、自ら畑作りをしてオープンした雰囲気のいいワイナリー。1926年建造の大きな納屋を改装した建物に、貯蔵庫やワインブティック、そしてレストランがあり、アットホームな雰囲気の中で見学やランチが楽しめます。メインブランドの「Trumpour’s Mill」で毎年赤・白それぞれ6種類ほどを作っていますが、ブドウの出来がよかった年には、その中のさらに特上ブドウだけで作ったプレミアムシリーズ「Grange」も製造。レアものです!

Huff Estates ハフ・エステーツ

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1820年代にPECに定住したロイヤリストの末裔、ハフ家が経営するワイナリー。3カ所にブドウ畑を持ち、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン、シャルドネ、メルロー、ピノ・グリの栽培に力を注いでいます。ブドウの選定から発酵、熟成、タル貯蔵など、ワイン作りの各工程を順に低いフロアに移して行なう建物の構造により、重力を利用して優しくワインを移動させる”グラビティ・フロウ”システムを採用。PECではめずらしいメルローはかなりオススメ。また秋の初霜の日まで待って収穫したヴィダル種で作る「First Frost」は、アイスワインやレイトハーベストにも匹敵する上品な甘さが楽しめます。

Norman Hardie ノーマン・ハーディ

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トロントの名門フォー・シーズンズ・ホテルで7年間ソムリエとして活躍していたノーマン・ハーディさんがオーナー兼ワインメーカー。自分ならではのワイン、とくにおいしいピノ・ノワール作りを目指し、世界各地のワイン産地で学んだのち、2006年にピノ・ノワールに最適なPECでワイナリーをオープン。彼のワイン作りの哲学は「とにかくシンプルであること」。製造過程でも必要以上に手をかけず、ブドウそのものの味を引き出す工夫をしているそうです。数種類のワインを作っていますが、イチオシはもちろん、ハーディさんがこだわり続けているピノ・ノワール。PECのブドウだけで作ったカウンティ・ピノ・ノワールや、瓶詰時にフィルターをかけないアンフィルタードのピノ・ノワールなどは、ワイン評論家の間でも大好評。さらにワイン専門誌に大絶賛されたシャルドネもぜひお試しを。

County Cider Company カウンティ・サイダー・カンパニー

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北米ではリンゴジュースを発酵させて作る発泡性のアルコール飲料をハードサイダーと呼びます。リンゴ畑に囲まれたここでは、様々なリンゴの特性を活かし、スイートからドライまで、7種類のハードサイダーを製造。冬に凍ったリンゴを収穫し、糖度が凝縮した果汁で作るレイトハーベストやアイスサイダーもあり人気です。店内にはテイスティング・カウンターも用意されているので、それぞれを味見してから好みのものを購入できます。また、ノンアルコールの「Sweet Sparkling Cider」もあり、お酒が飲めない方やお子様にもオススメ。ブティックは5〜11月のみの営業です。

Oak Heights Estate Winery オーク・ハイツ・エステート・ワイナリー

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PECの北、ノーザンバーランド・カウンティの高台に2006年にできた新しいワイナリー。シャルドネ、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フランなど、8種類のワインやスパークリングワインを製造しています。ワイナリー所有の畑でとれたヴィダル種だけで作った「Covert Hill White」は、早くもPECのワインコンクールで銅賞を獲得。テイスティング・カウンターのあるワインブティックには軽いランチやディナーが楽しめるレストランも併設。晴れた日には、眺めのいいバルコニーや、ブドウ畑、湖の畔などでピクニック・ランチ&ワインを楽しむこともできます。