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歴史的運河に沿って、個性あふれる街へ

リドー運河沿いには、19世紀の運河建設時代から残る古い街が点在しています。これらを含め一帯には、「リドー歴史街道」(Rideau Heritage Route)がのび、のどかな水辺の風景や街を楽しみながら、のんびりと旅ができる人気エリアとなっています。
もちろんそれぞれの街の運河沿いにはボートを停泊できるドックもあるので、全行程をクルーズしながら街めぐりをすることもできます。またレンタカーを借りて運河沿いに陸路で進み、ところどころで短いクルーズやボートツアーを楽しむのもいいかも。ぜひ何日間かかけて、伝統的な街の滞在を楽しみながらゆっくりと旅してみてください。

古都から田舎町、そして首都へ

Kingston キングストン

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オンタリオ湖からセント・ローレンス川が流れ出す地点にあるキングストンは、古くから交通の要所として、また対岸のアメリカに対峙する軍事拠点として、重要な役割を担ってきました。英国統治下の連合カナダの最初の首都が置かれたのもここ。リドー運河は、この重要な街への迂回路として造られた水路でした。初代首相マクドナルドの邸宅や市庁舎、そして18世紀の砦フォート・ヘンリーなど、石灰石で造られた歴史的建造物が多く残る街は、別名「ライムストーン・シティ」と呼ばれています。また、セント・ローレンス川に無数に点在する島々を巡る「1000アイランズ・クルーズ」のベースタウンとしても知られています。

古都の歴史に触れるアトラクション

キングストンの街の東、セント・ローレンス川に突き出た半島部には、1873年にアメリカからの攻撃に備えて築かれた砦、フォート・ヘンリーが残されています。ここも世界遺産「リドー運河」の一部。堅牢な要塞内では、かつて将校や兵士たちが暮らした寝室や食堂などの見学が可能。また夏の間は兵士の行進や発砲練習など当時の様子も再現されます。また初代首相A.マクドナルドの邸宅「ベルビュー・ハウス」でも、19世紀の衣装を身につけたスタッフが案内役となり、歴史的英雄の家の中を見学することができます。

Westport ウエストポート

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リドー湖のほとりに広がる美しい石造りの街。ウエストポートは、1828年にリドー湖に流れこむ水流を利用した水車による製材所が造られ、リドー運河建設基地のひとつとなった街です。19世紀のこのあたりの生活が再現された「リドー・ディストリクト博物館」では、その素朴な伝統を垣間見ることができます。ここは、運河沿いに伸びるハイキングルート「リドー・トレイル」をはじめ、周辺のハイキングやサイクリングルートの中心地にもなっています。街を見下ろすビューポイント「スパイ・ロック」からのすばらしい眺望は、一見の価値あり。

Perth パース

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運河建設に先立つ1816年、軍事基地の建設によって開拓された街。その勇ましい歴史とは裏腹に、今では「オンタリオでもっともかわいらしい街」として知られています。人口約6,000人の小さな街ですが、ダウンタウンにはクラフトやアンティークを売るお店、フリーマーケットなど70以上の小さな店が並び、のどかさの中にもリゾート風の華やかさを漂わせています。ここでは、この街並みをのんびりと散策しながら、ショッピングや食事を楽しむのがお勧め。毎週土曜日には、採れたての野菜や穀物が並ぶファーマーズ・マーケットも開かれます。またこの街から1893年のシカゴ博に出品されたマンモスチーズはとても有名。当時、周辺一帯のチーズ業者が集まり、1万頭の牛のミルクから円周8.5m、重さ13tのチーズが作られました。パース博物館にはその当時の写真とともに、「最後のひとかけら」が展示されています。

ローカル・アーティストの作品をお土産に

パースに数あるアートショップの中でも、ぜひ立ち寄ってみたいのがリバーギルド・ファイン・クラフツ。地元の15人のアーティストが共同経営する店で、オンタリオを中心にカナダ全土から60人のアーティストの作品を集めています。絵画や彫刻はもちろん、インテリアグッズからアクセサリーまで、ここでしか手に入らないものもいっぱい。

Smiths Falls スミス・フォールズ

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キングストンとオタワのちょうど中間地点にあり、また運河沿い一帯でもっとも大きな街がここ。もちろん運河建設時に誕生した街で、当時から残る史跡も点在しています。かつての製材所を利用して造られた「リドー運河博物館」や、1860年代の民家がそのまま残された「ヘリテージ・ハウス博物館」、20世紀初頭の鉄道駅を利用した「東オンタリオ鉄道博物館」などは特にお勧めです。

Merrickville メリックビル

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「カナダでもっとも美しい街」がここのキャッチフレーズ。かつて、運河護衛の要所として大きな要塞が建てられ、運河沿いには50もの水車とともに製粉所や製材所、皮のなめし工場、チーズ工場などが並び、大変賑わっていたといいます。要塞は今でも残っており「ブロックハウス博物館」として一般公開されています。街の中には他にも、その当時から残る古い建物が点在。その雰囲気を好んでか、いつからか様々なジャンルのアーティストが集まるようになりました。小さな中心街に、ガラス工芸、陶芸、絵画、木工など30以上のアートスタジオやハンドクラフトの工房があります。また街のすぐ横にあるメリックビル・ロック・ステーション一帯は運河沿いの公園になっており、ロックを開閉する様子をのんびりと眺めるのにも最適な場所です。

カナダ中で人気のホームメード・マスタード

メリックビルの中心街にある食品店ミセス・マクガリグルスは、手作りのグルメ・マスタードで有名。店の奥で手作りされるマスタードはメープル、ワサビライム、クリーミーシャンペンなど、全13種類。トロントのレストランでも大人気の逸品です。また手作りのジャムやチャツネなども充実。クッキングファンにはぜひおすすめ。

Ottawa オタワ

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カナダの首都オタワの歴史は、リドー運河の建設とともに始まります。もともと、木材の集積所だった土地ですが、オタワ川と繋がる、運河の北の起点として街造りが行われました。当時は、運河建設の指揮をとっていたジョン・バイ大佐の名にちなみ「バイ・タウン」とよばれていました。ちなみに今もダウンタウンに残るバイワード・マーケットは、この当時からある市場です。1857年、ビクトリア女王は、英国系のオンタリオとフランス系のケベックの両州の中間地点にあるこの地を首都として選定。以来、隣接するケベック州ガティノーとともに、世界でももっとも美しい首都といわれる街並みが造られてきました。この街造りに重要な役割を果たしたリドー運河は、国会議事堂や数々の博物館、美術館が並ぶダウンタウンを横切ってゆるやかに流れています。夏はクルーズや散策のスポットとして、また冬には「世界一長い天然アイススケートリンク」として、オタワに住む人々の生活の一部ともいえる存在になっています。

オタワではココにも立ち寄って!

リドー運河をテーマにオタワを訪れるなら、ぜひ見ておきたいのが、オタワ・ロック・ステーション。これは、運河の北側の起点ともなる場所で、オタワ川から国会議事堂のあるパーラメント・ヒルの上まで、8つのロックで一気にボートを引き上げてしまいます。絶対に外せないのが、オタワ・ロックとバイタウン博物館です。オタワ・ロック見学には、オタワ川のクルーズあるいはアレキサンダー・ブリッジ手前の展望台などがベストスポット。また、ロックのすぐわきにあるバイタウン博物館でも、運河建設についての展示がとても充実。建設責任者ジョン・バイ大佐にまつわる逸話やロックの仕組みなど分かりやすく説明されており、こちらも必見。