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雑誌やテレビなどの取材クルーがオンタリオ州を訪れた時、現地で頼りになるのが、メディア・コーディネーター。オンタリオ州を隅々まで知り尽くしており、写真撮影に関しても、おすすめのスポット、そしてベストアングルや撮影のベストタイムまでをアドバイスしてくれるのです。今回はメディア取材に引っ張りだこの人気コーディネーター、ミッキー中村さんに、一般の旅行でも無理なく美しい写真が撮れる場所を教えていただきました。スポットによっては撮影時間もアドバイス。これであなたもプロ並みの写真が撮れるかも。

ミッキー中村 Mickey (Shigeru) Nakamura

1989年よりトロントに在住。一般旅行、視察旅行、テクニカルビジットなどのコーディネートを行う現地オペレーターに勤務後、1998年に独立しMYDインターナショナルを設立。メディア・コーディネートをはじめ旅行業務一般、通訳・翻訳などで活躍。ちなみにミッキーという名は以前働いていた会社の上司に「ネズミみたいだからミッキー」と命名されて以来のニックネーム。

Toronto

トロント CNタワーをいろいろな位置から

高さ553.33mと、現時点では世界でもっとも高い塔としてギネスブックにも認定されているCNタワー(東京スカイツリーが完成すると2位ですね…)。そのスッキリとした美しい姿を撮ることができる、とっておきの場所をご紹介します。

ハーバーフロント、ヨーク・キー

トロント島へのフェリーなどが発着するハーバーフロントにはいくつかの埠頭が突き出していますが、そのうちのヨーク・キーあたりから振り返ると、ヨットハーバーとすぐまじかにそびえるタワーとの美しい構図がゲットできます。北に向かって撮るので、順光でスッキリとキメるなら午前中早めがベスト。

ロジャース・センター

メジャー・リーグのトロント・ブルージェイズの試合などが行われる開閉式ドームのロジャース・センター。晴れた日にはドームが開けられ、真横にあるCNタワーの姿が見られます。ゲームと一緒に撮るのも面白そうです。ホームベース裏から3塁にかけてのシートがベストポジション。またロジャース・センターでは内部見学ツアーもあるので、野球に興味がなくてもこれに参加するのはおすすめです。

トロント島フェリー

トロント島のワードアイランド、あるいはセンター・アイランドに向かうフェリーの上からは、CNタワーとロジャース・センターを中心としたトロントの摩天楼全景を撮ることができます。フェリーの位置によってアングルが微妙に変わるのも面白い点。午前中がベストです。

CNタワー展望デッキ他

タワーの中からトロントを撮るのも、エキサイティングです。屋内、屋外の展望台があるほか、回転レストランやカフェの窓からも、ゆっくりと摩天楼の眺望が楽しめます。写真は地上から346mの高さにある「ホライゾン・レストラン」から。昼間だけでなく、輝くような夜景撮影にもチャレンジしてみてください。

Niagara

ナイアガラ 滝を様々な高さから

世界三大瀑布のひとつとして知られるナイアガラの滝は、絶好の撮影ターゲット。その迫力を目の当たりにした感動を、なんとか写真で表現したいものです。周辺にはたくさんの鑑賞スポットがあり、アングルも高さも様々に変えて滝をとらえることができます。それらの中から代表的なものをご紹介します。

テーブルロック

馬蹄形のカナダ滝が落る、ギリギリのところにせり出した鑑賞スポット。水面に思い切り寄って、水の勢いまで感じられる写真を撮ることができます。テーブルロックから滝は東南に向かって撮影することになりますので、空をきれいに入れるなら午後がおすすめ。ただし風向きによって水しぶきが降りかかり、滝がクリアに撮れないことも。東のアメリカ側にしぶきが流れているタイミングがベストです。

霧の乙女号のりば

大人気の遊覧船「霧の乙女号」に乗下船する場所は、アメリカ滝を撮影するのにもってこい。滝は東側にあるので、午前中の早い時間だと逆光となります。

メイド・オブ・ザ・ミスト・マーケットプレイス

「霧の乙女号」のりばの上にあるギフトショップ。そのテラスあたりからは正面にアメリカ滝、そして奥にカナダ滝と、ふたつの滝を両方合わせて撮ることができます。このような青空を望むなら午後がおすすめです。

フォールズ・ビュー・レストラン

アメリカ滝の前にあるホテル、シェラトン・オン・ザ・フォールズの「フォールズ・ビュー・レストラン」にはバルコニーがあり、すこし高い位置からふたつの滝を見下ろすことができます。これは朝食の際に撮った写真。滝は南東にあり空は白っぽくなってしまいますが、斜めから入る朝日が新鮮な雰囲気を出してくれます。

スカイロンタワー

カナダ滝とアメリカ滝の間にあるスカイロンタワーの展望デッキは、地上から約236mのところにあり、ふたつの滝を上空から見下ろすイメージで撮影することができます。時間帯は午後14:00以降がベスト。夜も営業しているので、滝がライトアップされた夜景の撮影もできます。タワー内には回転レストランもあり、食事をしながらじっくり滝を眺めることも可能。

ナイアガラ・ヘリコプターズ

ナイアガラ川と滝の全景、そして滝のま俯瞰というアングルが狙えるのは、ヘリコプターからの撮影のみ。ナイアガラ・ヘリコプターズでは12分間で1人$110前後という手軽な遊覧フライトを行っています。滝の上空では、ヘリの左右どちらの座席の人もたっぷり滝が見られるように何度か旋回してくれるので、撮影する時間は十分あります。午後14:00以降のフライトがおすすめです。機内では日本語のオーディオガイドも聞けます。

Algonquin

アルゴンキン州立公園 野生動物を撮る

アルゴンキン州立公園は、キツネやシカ、クマ、ムースなど様々な野生動物と遭遇するチャンスが多い自然地帯。とくにムース撮影の穴場スポットとして、よくカメラマンの方をご案内しているのが、次の2カ所です。

オピオンゴ・レイク

公園内最大の湖オピオンゴ・レイクにあるヘイル・ストーム・クリーク周辺。湖畔にある「アルゴンキン・アウトフィッター」からモーターボートやカヌーを使った1日ツアーが出ています。オピオンゴ・レイクへは公園西ゲートから46km地点にある小道を左へ。

ロック・レイク

西ゲートから国道60号を走って約40km地点、ロック・レイクへ入っていく小道もまたムースがよく草などを食べている撮影ポイント。こちらはカヌーに乗ることなく出会えるので、車で自由にいけるのがいい点。ムースの行動がアクティブになる夜明けや日暮れ前などが狙い目。

朝もやを連写

アルゴンキンで見逃せないのが湖から立ち上る朝もやの光景。春から秋にかけて、朝日が上がると暗い湖面が温められて霧がたち始めます。刻々と変わるその様子をぜひ写真に。早起きをする価値があります。国道60号線沿いに点在するほとんどの湖で見ることができます。

オピオンゴ・レイク他

この写真はオピオンゴ・レイクへ向かう途中、国道60号線から撮ったもの。他にも、ポーテージ・ストアがあるカヌー・レイクなどもおすすめ。また人気のロッジ「アロウホン・パイン」「キラニー・ロッジ」「バートレイト・ロッジ」などに宿泊すると、目の前の湖で自由にカヌーを使えるため、朝もやの中に自分で漕ぎだして撮影することもできます。

森と湖の絶景

どこまでも続く森、その中に点在する湖。そんなアルゴンキンの美しさは公園内いたるところで撮影できますが、広々とした風景を撮るなら、高台に出るのがベスト。

ハイキング・トレイル

アルゴンキンには眺望のいいハイキング・トレイルがいくつかあるので、絶景を楽しみに登ってみてはいかがでしょうか。写真はブースロック・トレイルの展望スペースから。他にルックアウト・トレイル、センテニアルリッジス・トレイルもおすすめです。公園内のビジターセンターや入口のインフォメーションセンターで、トレイルの案内書が入手できます。

ドーセット・シーニック・ルックアウト・タワー

国道60号線から35号線を南へ。公園から少し出たところ、ドーセットという街の高台にある展望台はアルゴンキンの広大な森を撮るのに絶好のスポットです。森は北側に広がっており、1日の時間によってそれぞれ雰囲気の異なる光で撮影ができます。

Georgian Bay

ジョージアン・ベイ 透明なブルーの湖と岸壁の造形美

北米五大湖のひとつヒューロン湖の東側を占めるジョージアン・ベイ。まるでサンゴ礁の海を思わせるようなブルーの水と、氷河によって作られた奇岩や美しい島々が、色鮮やかな風景を作り上げています。とりわけブルース半島の先端、トバモリー周辺ではその湖水と岸壁の絶景を撮影できるポイントが点在しています。

ファトム・ファイブ国立海洋公園/
フラワーポット

ブルース半島の先に広がる湖の一帯は、国立公園として保護されている美しいエリア。緑の森を白い岸壁がふちどる色鮮やかな島々が点在しています。とくにキノコ状に削れた巨岩があるフラワーポット・アイランドはユニークな撮影スポット。ボートからは西に向かって撮影しますので、午前中がベストタイミング。

ブルース・ペニンシュラ・国立公園
/インディアン・ヘッド・コーブ&グロット

同じくブルース半島の先端部、ジョージアン・ベイに面して広がるこの国立公園にも、湖岸の絶壁に沿って美しい風景が点在しています。特に白砂のビーチとブルーの湖水のコントラストが美しいインディアン・ヘッド・コーブや、岸壁がえぐれ神秘的な洞穴となっているグロットは、面白い撮影スポット。夏ならぜひ水着を持ってお出かけを。岸壁は北西に面しており、うまく光が入り込むのは昼過ぎから夕方前まで。