Ontario Style Special Contents Vol.55 編集部員まゆみ丼の現地レポート オンタリオへ、紅葉を見に行こうよう! in メープル街道

これぞ秋の黄金ルート!
まゆみ丼&フレンズの旅程表
1日目夕方:成田発→
午後:トロント着(トロント泊)
2日目午前:レンタカーを借りてハンツビルへ
午後:買い物、リゾートでのんびり
(ハンツビル泊)
3日目終日:アルゴンキン州立公園で紅葉観光(ハンツビル泊)
4日目思う存分紅葉を味わい、午後にはオタワへ移動(オタワ泊)
5日目オタワでも紅葉を堪能し、レンタカーを返却(オタワ泊)
6日目オタワ→トロント→(日付変更線)
7日目成田着

オンタリオスタイルでは、毎年9月中旬から10月にかけて、オンタリオ各地の紅葉情報を掲載しています。刻々と色づいていく様子がほぼリアルタイムでわかり、また過去データも残っているので、紅葉旅の計画にはかなり役立てていただけるのではと自負しております。
しかし、情報更新担当のワタクシまゆみ丼、それだけでは満足しておりません! 昨年の10月上旬、実際にそのまっただ中に飛び込み、生身で秋色世界をチェックしてまいりました! アルゴンキン州立公園を中心に、マスコーカ地方やオタワまで、紅葉の黄金ルートとして知られる「メープル街道」の見事な色づきの中で過ごした数日間をレポートします。おすすめ紅葉スポットや楽しみ方も合わせてご紹介。みなさんもこの秋は、オンタリオのゴージャスな紅葉に浸ってみませんか!

8人乗りのレンタカーで、出発!

今回の旅仲間は、なんと総勢6名。カナダの紅葉を見に行く、といったら「私も」「私も!」と参加者が増えたのです。やっぱり秋のオンタリオは大人気ですね! 日程はトロント→アルゴンキン→オタワへ、という5泊7日。まず到着日はトロントに1泊して鋭気を養い、翌日からめくるめく紅葉ツアーの始まりです。
旅の足には、レンタカーを利用しました。6人プラス荷物もあることを考え、ゆったりサイズの8人乗りを予約。とはいえ、トロントで車を借りだし、実物を目の前にしてみるとその大きさに唖然。日本ではまずお目にかかれないのでは、というサイズです。この大きなSUVの慣れない左ハンドルで、しかもカナダ最大の都市トロントのダウンタウンを抜ける、これはかなり緊張します。でも、念のためナビもつけてもらったし、シートベルトを締めたし、準備は万端。さあ出発です。

この大きさにビックリ!

トロントの街中の運転は、超緊張…

滞在はアルゴンキンへのゲートウェイ、ハンツビル

今日の目的地は、高級リゾート地マスコーカ地方にあるハンツビルという街。アルゴンキン州立公園のすぐ西側にあり、公園を楽しむためのベースとしても便利な場所です。トロントからはハイウェイ400号線から11号線へと抜け、約250km、3時間ほどのドライブ。トロント周辺は黄葉が多かったように思いますが、北に向かうにつれ、どんどん赤く色づいた木々が増えていきます。流れる景色がほんとにキレイ。秋の色に見とれているうちに本日のホテル、ディアハースト・リゾートに到着です。ちなみに、このホテルは以前G8の会場にもなったことがあるんですよ!

ディアハースト・リゾート

豪華なロビー

ゴージャスなお部屋をシェア

ディアハーストには様々なお部屋がありますが、私たちが予約していたのは、メインの建物とは別棟にあるコンドミニアムタイプ。ベッドルームが3室に広々としたリビングやキッチンもついたお部屋です! 暖炉もランドリーもついていて、なんて快適。このタイプならグループでワイワイ楽しめ、また自炊もでき何かと便利。かなり豪華な部屋で、1泊1室 約47,000円でしたが、6人で割れば1人8,000円ほど。意外とオトクです。
早速、自炊のための食材を調達しに、ハンツビルのスーパー・マーケットへ。カナダのスーパーってほんとに広くて珍しいものも多くて楽しい! みんなが思うまま、食べたいものを入れていったら、カートはあっという間に満杯になってしまいました。
そして夕方まではリゾートで思い思いの時間を楽しみます。ぜいたくにお昼寝、広い敷地内を散歩、テラスで読書…。周辺の森も美しく色づき、秋の気配100%。思い描いていた優雅な休日が、静かにゆっくりと過ぎてゆきます。
夕食は、スーパーで仕入れた特大ビーフを調理。カナディアン・サイズのステーキにテンションが上がります。しかもやわらかくて美味。幸せです! (食べるのに夢中で、できあがったステーキを撮るのを忘れました…)

リビングも広々!
(Photo: Deerhurst Resort)

みんなでクッキング

見てください、この肉の厚さ!

アルゴンキンでピークの紅葉を堪能

リゾートには2泊して、ここをベースにアルゴンキンの紅葉を思う存分楽しみました。州立公園内には西と東にゲートがあり、まずはそこで公園利用料を払います。時期によって異なりますが、車1台につき1日 $14〜16(園内を通過するだけなら入園料はかかりません)。 公園内を走る道路は国道60号線一本のみ。54kmほどの距離ですが、ワイルドな森の中、緩やかな起伏を繰り返して伸びる風光明媚なドライブルート。もちろん、この時期の美しさはひとしおです。メープルなどの広葉樹の赤や朱色、黄色、そしてスプルースなど針葉樹の緑。あまりにもカラフルな森に、車内からはしばしばため息が漏れます。

紅葉の森に伸びる60号線

湖と森に彩られた沿道の風景

高台までハイキング。そして絶景ランチ

もちろんドライブだけでは満足できません。この秋色の世界は歩いて楽しまなければ。みんなハイキングシューズも持参しています。
公園内にいくつかあるトレイルの中でも、簡単に歩くことができて眺めもいいルックアウト・トレイルへ。1.9kmのループ状になっており、この時期は紅葉のまっただ中を歩くことができる素敵なルート。緩やかな上り坂にはメープルなどの鮮やかな落ち葉が折り紙を散らしたように敷き詰められ、歩くたびにカサカサと心地よい音を響かせます。

落ち葉にも心奪われます

聞こえるのは鳥のさえずりと私たちの足音だけ

大はしゃぎで落ち葉を拾い集めながら歩いていくと、ほどなく開けた高台に到着。そして、崖の上に広がる岩場に出た途端、全員から大歓声が上がりました。目の前に広がるのは、言葉にならないほどの絶景。カラフルに色づいたアルゴンキンの森が、足元から、かなたの地平線までずーーっと続いているのです。カナダってほんとに広いんだ!
実は朝、日本から持ってきたお米を炊いて、みんなでおにぎりを作って持ってきていました。岩場に座って、紅葉のパノラマを眺めながらおにぎりをいただく。なんて贅沢なランチタイムでしょうか!

まるで紅葉の海!

おにぎりランチ

ビジター・センターの展望台も外せません

アルゴンキンの中は、ハイキング・トレイルをはじめいたるところが紅葉スポットですが、ひときわ手軽に絶景体験できる場所といえば、ビジター・センターでしょう。ここは、公園内の自然や野生動物の生態についての情報などを提供している場所。高台にあり、森を眺められる展望台も設置されているのです。私たちも、もちろん訪れました。そして再び歓声。「こんなに簡単にこんな景色に出合えていいの?!」と罪悪感を覚えてしまうほどの見事な秋景色。ポスターなどで目にするような、圧倒的な森が目の前に広がっていました。

展望台は絶好の撮影ポイント

館内には公園内の自然に関する展示も

アルゴンキンからオタワへ、至福のドライブ

アルゴンキンの秋を2日間たっぷり楽しんだ私たちは、そのまま60号線を東へ。今度はオタワに向かいます。アルゴンキンからは約240km。まっすぐ走れば3時間足らずのドライブです。
うれしい発見は、このオタワへの60号線が、想像以上に美しかったことです。周辺には、公園内とほとんど変わらない森が広がり、緩やかな丘陵を超えていくので見晴らしの良いポイントもいっぱい。飽きることがありません。しばしば車を停めてはピクチャータイム。また途中、ガイドブックには載っていない小さな田舎町もいくつか通り過ぎます。気が向いたところで車を停め、ちょっと散策。雰囲気のいいレストランを見つけて遅めのランチ。この行き当たりばったりな感じも妙に楽しく、ご機嫌なドライブとなりました。

オタワまで絶景が続きます

思わず車を停めて、撮影タイム!

オタワ郊外のガティノー公園で再び秋

首都オタワでも2泊。国会議事堂バイワード・マーケットリドー運河などの定番観光に加え、やはり紅葉ウォッチングは外せません。
今回は、ちょっと足を延ばしてケベック州側のガティノー・パークへ。ダウンタウンからは20分程のドライブですが、街の近くとは思えないような自然が広がっており、紅葉の美しさでも人気の場所です。特に雄大なオタワ渓谷を見渡す展望台シャンプラン・ルックアウトからの眺めはため息もの。「来てよかった!」と実感できる風景です。さらにここから森の中を巡る短いトレイルもあり、ゆっくりと散策するには最適の場所。こうして、旅の最終日まで秋の風景をとことん楽しんだのでした。

ダウンタウンもほどよく色づいて

ガティノー公園で再び紅葉の中へ

トロントからの移動距離は約600km。紅葉のピーク時期は結構長く、各地で素晴らしい秋の風景に浸ることができました。街から自然の中へ、そしてまた街へ、気の合う仲間とワイワイ楽しんだ数日間。まるでおしゃれなロードムービーみたいな、素敵な旅になりました。今年の秋も、あの美しい景色を思い出しながら、渾身の紅葉情報をお届けしようと思います! (あ、でもまた秋のオンタリオに行きたいな…編集長!)

※ちなみに、秋はかなり冷え込むこともあるので、フリースやジャケットなど暖かく重ね着できるスタイルがおすすめです。