Ontario Style Special Contents Vol.66 スタッフ・ヤマネのオンタリオレポート JOGGING編 オタワ・キングストン・トロント ぶらりジョギング旅

オンタリオの青空を背にキメポーズのヤマネ。オンタリオスタイル編集部きってのビアドリンカーとして前回はオタワのパブめぐりをレポート。フリースキーヤーにしてバレーボーラー、トレイルランナーでもあり、今回は体力で勝負!

特集65に引き続き、またまたこんにちは!オンタリオスタイル・スタッフのヤマネです。前回はパブめぐり・ビールの旅ということでしたが、「コイツ、飲んで食ってばっかりだな…」と思ったそこのアナタ、ちょっと待った!日ごろからランニングをしているボクは、取材中も早起きをして、訪れた街を走ってみることに。海外でも走ってみたいという方に、その雰囲気をお伝えしたい、というもう一つのミッションを自らに課したのです!(夜、さらにおいしいビールを飲むために走る、と聞きました…/編集長談)。連日のレストラン&パブ取材でパンパンのお腹と格闘しながら走りぬけた記録を、ランナー目線で撮った写真と共にご紹介します!

1stコース Ottawa 世界遺産のリドー運河沿いを爽快RUN!

場所:
オタワ
距離:
5.72km
タイム:
50分

まずは、首都オタワからスタート。初日から、雲ひとつない晴天!幸先のよいスタートです。バンクーバーやウィスラーなど、西海岸にしか行ったことがなかったボクにとって、オタワのフレンチテイストの建物や街並みはとっても新鮮。カナダのイメージがだいぶ変わりました。
オタワの地図を広げるとすぐにわかるのですが、この街には、リドー運河やオタワ川など、水際に緑地帯が続いており、そこを抜ける歩行者&自転車専用の遊歩道が延々と続いています。ダウンタウンのどこにいてもこの遊歩道のどこかへすぐにアクセスが可能で、ランナーにとっては理想的な環境ですね。
というわけで、まずこの日走ったのは、世界遺産となっているリドー運河。朝からいきなり世界遺産に沿って走るなんて、なんとも贅沢!これも旅の醍醐味です。同じように走っている人の姿もチラホラ。サイクリングを楽しんでいる人の姿もかなり見かけました。

空も水面も爽やかな青。すがすがしい朝!

東京で通勤ラッシュにあっている友人たちよ、ゴメン!

遊歩道は右側通行が基本。んん?センターラインがグニャグニャしているぞ?

運河沿いには両岸ともに遊歩道が伸びています。まず中心街から運河東側を2kmほど走り、橋を渡って西岸へ。再び街の中心へ戻るというシンプルなルート。リドー運河、国会議事堂、そして名門ホテルのシャトー・ローリエなど、オタワの人気スポットも満載で、観光気分も満喫できた、実に楽しいランでした。

奥に見えますのが高級ホテルのシャトー・ローリエでございま〜す

オタワのシンボル、国会議事堂前の真ん前も走りました

2ndコース Ottawa 週末の、静かな中華街へ

場所:
オタワ
距離:
3.63km
タイム:
40分

昨夜は3軒もパブをハシゴしたにもかかわらず、意外とすっきり起床。今日もオタワを走ります。昨日は街の中心エリアの観光スポットを回ったので、この日はチャイナタウンの方へ行ってみることに。
ダウンタウンの高層オフィスビルが立ち並ぶエリアを抜けてほどなくすると、街路樹の緑が美しい一帯に。中心街にもほど近いのですが、一般住宅もちらほら。オタワの人々の日常生活が感じられます。そしてサマーセット・ストリートというところに入った途端、いきなり朱色の中華門が目の前に登場!これがチャイナタウンです。この日は週末。どうやら皆さんお休みのようで、あたりはひっそりとしています。昼間とは全く違う雰囲気の街に出会えるのも、早朝ジョギングの面白いところですね。

今日も快晴。ガラス張りの高層ビル街を西に抜けます。

昼間とは違った顔を見せてくれた、早朝のチャイナタウン

福ベンチ、寿ベンチ…ご利益ありそうです

ゴミ箱も見るからにチャイナ風

…と思いきや、こんなにオシャンティな建物も

3rdコース Kingston 緑溢れる歴史的タウンを走り抜ける

場所:
キングストン
距離:
4.51km
タイム:
45分

オタワの次にやってきたのは、古都キングストン。人気のサウザンド・アイランズ観光のベースタウンとしても便利な街です。ここでも昼間はフードファイターばりにゴハンを食べ、ビールを飲んでお腹がパンパン…。ですがキングストンは1泊のみの滞在だったため、走るチャンスも一度きり。張り切って走る事に!
スタートは街のランドマークでもある市庁舎前。そこからオンタリオ湖沿いの「ウォーターフロント・パスウェイ」という遊歩道を西へ。キングストンにもこうした遊歩道がたくさん整備されており、気持ちのいいランニングコースは無数にあるようです。また遊歩道から外れても市内のあちこちに公園や緑地帯があるので、どこを走っても爽快です。時間は朝の7時台。ローカルのランナーともしばしばすれ違いました。

朝のマーケットも開かれる、市庁舎前の広場

オンタリオ湖畔のマクドナルド・メモリアル・パーク

折り返し地点に目指したのは、前日トロリーバスに乗って街中を観光した際、印象的だったクイーンズ大学。ここの建物は全て石灰岩で作られているそうで、なんとも立派。ここをはじめ、キングストンは石灰石の建物が多く「ライムストーン・シティ」といわれるほど。日本とは全く違う、クラシックで優雅な街並み。その中を走り抜けるのは最高の気分でした!

まるで中世の城のようなクイーンズ大学

キャンパス内にあったサッカーフィールド

雰囲気のいい公園もあちこちに発見

4thコース Toronto ゲイストリートからグリークタウンへ

場所:
トロント
距離:
8.34km
タイム:
60分

オタワ、キングストンをへてやってきたのは大都市トロント。今までの落ち着いた街並みから一気に都会へ来た感じです。トロントのジョギングルートで人気が高いのは、なんといってもオンタリオ湖畔沿いに伸びるウォーターフロント・トレイルのようですが、今回ボクはあえて街の中を走ってみることにしました。
宿泊先がゲイビレッジとして有名なチャーチ・ストリートにあったので、ジョギングもここからスタート。6月のプライド・パレードの際には大変な賑わいとなると聞いていますが、早朝のため、比較的静かでした。とはいえ、やはり道行く方々は同性のカップルが圧倒的に多く、また街中はレインボーカラー満載でございます。

横断歩道もレインボー

ビレッジと呼ばれる一帯

標識ももちろん虹色

チャーチ・ストリートから大通りのブロア・ストリートに出て、そこを延々と東へ。1kmほど走ると突然ビル群が途切れ、鮮やかな緑地帯へと入っていきます。ここはドン・リバー沿いの公園の一部。なかなか気持ちのいい一帯です。脇道に小さな木造の歩道橋なども発見。次はこの中をゆっくり走ってみるのもいいかもしれません。
ドン・リバーに架かる大きな橋を渡ってほどなくすると、今度はグリークタウンに突入。本国以外では最大のギリシャ人コミュニティで、道路の両側には青と白の看板にギリシャ文字を掲げたレストランやショップがズラリと並んでいます。これが約1kmもの距離で続く様子は圧巻。エスニックタウンが点在するトロントならではのおもしろさです。

都会とは思えない、こんな風景も発見

ギリシャ神殿風の広場もあるグリークタウン

通り沿いは軒並みギリシャレストラン

発見、走れば旅がもっと面白くなる!

今回3都市で4つのコースを走ってみたわけですが、期待した以上に面白かった、というのが実感です。ランナー目線で見る朝の街は、昼間とは一味違い、たとえばガイドブックに載っているような観光スポットも何となく素の表情を見せてくれるようで、より身近に感じられます。それにオンタリオの街は都会であっても遊歩道が多く、また車を気にせず走れる道路がいくらでもあるので、気の向くままに楽しめるのも魅力です。朝からしっかりジョギングをしたおかげで、夜のビールも最高においしかった! みなさんもオンタリオを旅する際は、ぜひ、朝ランを楽しんでみてください。1日だけでもOK。旅がさらに面白くなるはずです!