オンタリオMAP

エリー湖東端のノーフォークで、ワインと花、そしてアウトドアを満喫

エリー湖の北東部一帯に広がるのが、ノーフォーク地方。かつてはタバコの産地として知られていたエリアですが、時代の流れと共にタバコ栽培は影をひそめ、野菜や果物などの産地として生まれ変わろうとしている場所です。
個性的な農場や果樹園、ガーデンなども次々と登場し、また新たなワイン産地「サウス・コースト」としても話題を集めています。かつて活躍したキルン(タバコの乾燥施設)がところどころに残る独特の田園風景の中、のんびりとドライブしながら注目のファームやワイナリーを巡ってみては。
中心となるのは、ウォーターフォード、シムコーなどの小さな街。中規模のホテルやB&B、レストランなどもあります。ウィンザーからは車で3時間ほど。また、トロントやナイアガラからも2時間程度でアクセスできます。

ふらりと立ち寄りたいワイナリー、農場&ユニークスポット

Burning Kiln Winery バーニング・キルン・ワイナリー

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2011年に最初のワインを発表したばかりの、新しいワイナリー。ユニークなのは、手摘みしたブドウを古いタバコキルンでしばらく乾燥させ、糖度を凝縮させてから醸造していること。イタリアの伝統的アマロネスタイルの製法を、この地の伝統であるタバコ施設を活用して実現しているというわけです。手間をかけて作られたワインは、ひときわ深みのある味わい。とくにメルローとカベルネ・フランをブレンドした赤ワイン“Strip Room“は、すでにいくつかのワインコンクールで賞を受賞するなどかなりの高評価です。
ちなみにワイナリーの名前の由来は、かつて焼け落ちてしまったキルンをモチーフに、タバコ栽培を経て、新たにワイン作りが始まるという、この地の過去と未来を象徴的にあらわしたもの。ワインラベルにも燃えるキルンのイラストが描かれています。施設内には軽食とワインが楽しめるテラスも(夏季の週末のみオープン)。

Long Point Eco Adventures ロング・ポイント・エコ・アドベンチャー

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バーニング・キルン・ワイナリーから道を挟んで反対側に広がるワイルドなリクリエーション施設。エリー湖を望む高台の森や川を舞台に、ハイキングやカヌーなどがたっぷり楽しめる場所です。特に人気があるのは、木から木へとケーブルをスライドしてスリリングな空中散歩を楽しむジップラインや、木々の上に渡された吊り橋を巡るキャノピー・ツアー。また、巨大望遠鏡を備えた天体観測施設もあり、専門家と共に星空を観察するツアーも行っています。キングサイズのベッドやシャワーを備えた大型テント“Wilderness Suites”も常設されており、ここで優雅なキャンプ体験も可能。これらのアトラクションや施設は環境になるべく影響を与えないように配慮されて設計されており、エコリゾートとしても注目されています。
バーニング・キルン・ワイナリーと同じ経営で、ジップラインなどのアドベンチャーとワインを組み合わせた様々なパッケージも用意されています。

Turkey Point ターキー・ポイント

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エリー湖の湖畔にそって美しいサンドビーチの公園が続く一帯。まるで海のような湖面を見ていると、ここが北米五大湖のひとつであることを実感します。夏ならぜひ水着を持って出かけ、ゆっくりとオンタリオスタイルな時間を過ごしてみて。また夕方、サンセットタイムの散策はおすすめです。ビーチ沿いの道路に面して、小さなモーターインやB&B、レストランなども集まっています。

Whistling Gardens ウィスリング・ガーデンズ

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オーナーのダレン・ヘイムベッカーさんが、子供のころからの夢を実現したのが、この庭園。敷地内には世界有数の針葉樹のコレクションを誇るコニファー・ガーデンをはじめ、3000本の多年草などが植えられたフラワー・ガーデン、ロック・アルパイン・ガーデンなど6つのガーデンをレイアウト。4kmもの遊歩道がそれぞれを結び、散策を楽しみながら植物を楽しめるようになっています。またダイナミックな噴水と音楽のコラボレーションが見ものの野外シアターもあり、夏にはここでコンサートも行われます。ガーデニングファンには特におすすめ。入場料は大人C$12。

Bonnieheath Lavender ボニーヒース・ラベンダー

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2008年までタバコ栽培をしていた農場がラベンダー畑に変身。「ここの砂状の土地は、ラベンダーを育てるのにぴったりだったのよ」と説明するのは、オーナーのスティーブ&アニタ・ビューナーさん。6種類のラベンダーを放射状に植えており、花の旬の6月には、一面薄紫の花で埋め尽くされ、穏やかな香りが漂います。ラベンダー畑の奥には、ブドウ畑もあり、いずれワイナリーもオープンする予定。
また、周辺には自然保護エリアも設け、この地域の本来の環境に戻す試みも行われています。広大なラベンダー畑で美しい花と香りを楽しみ、自然地帯を散歩――そんな風に楽しめる場所です。ブティックではエッセンシャルオイルをはじめ、せっけんやスキンケア用品など、香りのよいラベンダー製品を販売。

Chambers Sugar Shack チャンバース・シュガー・シャック
住所:235 Villa Nova Road South, R. R. #3 Waterford TEL:519-443-8561 (ウェブサイトはありません)

ノーフォークで人気のメープルシロップ農家。1500本のサトウカエデの木々が育つ林から、1シーズンに300リットルのシロップが作られています。作業場があるのは、道路沿いに建つ古びた小屋。マービンさんとジュディーさんご夫婦がシロップ作りの工程を説明してくれたりして、家族経営の素朴さが伝わってきます。もちろん自家製メープルシロップの購入もOK。訪問を希望する方は、事前に電話予約を。3月〜4月の収穫シーズン(8週間ほど)は週末ごとにオープンし、採れたてのシロップとパンケーキなどを提供しています。

ローカルの味が楽しめる家庭的レストラン「ベルワース・ハウス」

ノーフォークの中心都市のひとつ、ウォーターフォードの住宅街にある瀟洒なレストラン。19世紀に建てられたビクトリア調の邸宅をそのまま利用しており、ゆったりと落ち着いたしつらえが魅力です。
料理は世界の味を取り入れた独創的なもの。地元出身で周辺農家とのつながりも強いシェフのトレーシーさんが、常に新鮮で旬な食材を選び、それを活かしたひと皿に仕上げます。自然な彩りも豊かで、どこか家庭的な優しい味わい。ぜひ、時間をかけてのんびりと楽しんで。併設されたキッチンスタジオを使っての料理教室も行っており、こちらも人気です。 。

The Belworth House